トマトを植物育成LEDを使って水耕栽培と土栽培の成長比較

9月 16th, 2016

家庭菜園、水耕栽培、トマト栽培、種植え

野菜栽培士がおススメする

トマトを植物育成LEDを使って

室内で水耕栽培と土栽培の成長比較

 

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今回は室内で植物育成ライトLEDを使って

 

室内栽培では活躍するグロウボックス内で

水耕栽培と土栽培の成長比較をしていきたます。

 

 

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まずは種上からですがスタートしたのは

9月上旬のまだ残暑が少し残っている時期です。

 

まずは種植えようの培地

スポンジ2種、ロックウール)を用意しました。

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まずはロックウールです。

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 このロックウールの特徴は

保水性が良いので乾きにくくなっています。

 

 

最後にスポンジです。

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この種植えスポンジはコストが安いのが良い所ですが、

排水性が良いので、

水を含ませるのに少しコツがいります。

 

 

さて今回、栽培するのは中玉トマトです。

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さっそく種植えをしていきます。

 

まずはロックウールです。

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穴に種を入れて

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水で濡らしていくだけです。

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最後に排水性が良いスポンジです。

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このスポンジも切れ目は入っていますので

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そこにトマトの種を置き軽く押し込みます。

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このスポンジも水で濡らしていくのですが

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排水性が

良いスポンジなのでタッパなどの容器に水を張って

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 キッチンペーパーなどの

厚手の物をスポンジの上に置いて

 

水を含ませて乾燥を防ぎます。

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そして、暗くて25度ぐらいの環境に保管していきます。

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◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

 

 

 

7日程度で発芽してくれます。

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植物育成ライトで光合成させていきますが

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この時期は強い光だと葉焼けの可能性があるので

45Wの優しい植物育成ライト

苗を大きくしていきます。

 

 

 

10日後ぐらいたつと本葉が出てきます。

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このぐらいの時期になると根が発達してきますので

いったん中間のサイズの鉢(Pot)に定植していき

根をもっと増やし、苗も大きくしていく手間をかけると

いきなり大きな鉢や、水耕栽培キットに抵触するより

トマトの苗にダメージがかからず、

成功率が上がっていきます。

 

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今回は水耕栽培と土栽培の成長比較ですので

 

まず土はBio BizzのAll Mixを使っていきます。

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このオールミックスは

植物の生育に最も優れたオーガニック培養土で、


屋外栽培、室内栽培を問わず、あらゆる種類の

鉢植え植物/花/ハーブ/植木/芝に使えます。

 

はじめて使用する場合、まず水だけをやって36時間、

土壌の温度は温かめに保ち置いておくと

含有する微生物が活動を開始します。

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その後ポットに移し

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苗を培地ごと(スポンジ、ロックウール)

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土(オールミックス)で覆っていきます。

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余談ですが、

この小さい苗の時期は多くの栄養を必要とはしません。

 ですのでオールミックスのような

多くの栄養分が入っている土だと苗が

肥料焼けすることがありますので肥料分の少ない

ライトミックス

COCO MIX (ココミックス)

で行うのもおススメです。

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◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

 

次に水耕栽培用の苗を定植して行きます。

 

水耕栽培用の

トマトの苗はハイドロボールを使っていきますが、

 このハイドロボールは

使う前に水でしっかり洗ってから使います。

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ハイドロボールも土と同様に

培地ごとおいてハイドロボールを流し込みます。

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ハイドロボールは排水性が良い特徴がありますので

下皿に水を張っておいて

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ハイドロボールを乾燥しないようにします。

 

発根を促進したいので、この時使う水は

 発根促進剤 ラピッドスタート

混ぜた溶液を入れていきます。

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混ぜる量は薄めの1リットルの水に対して

0.3ml混ぜました。(※これはあくまでも目安です。)

 

 

 

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さて、これからは本格的な栽培環境を作っていきます。

 

使うのは室内栽培で活躍してくれるグロウボックス

 

今回はSODATECK GREEN ROOM

(ソダテック グリーンルーム) M(100x50x180cm)を使います。

グロウボックスは保温性があり、

(夏場は換気などで温度を調節します)

植物育成ライトの光を

反射させ無駄なく植物に届けてくれます。

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また、グロウボックス内に

インラインファン、エアーフィルターを設置できます。

これらは、空気清浄フィルターの役割を

はたしてくれますので 臭いを完全消臭し

花粉やカビ菌ハウスダストを軽減してくれます。

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SODATECK In Line Fan Φ100/150㎜ 

SODATECK エアフィルター 

 

グロウボックスやインラインファン、

エアーフィルターの詳しいい組み立て方や設置は

グロウボックス(室内栽培ルーム)の組み立て方】を

覧ください。

 

 

 

次に

グロウボックス植物育成ライトLEDを設置します。

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今回使うのが

ソダテック LED ウルトラ 340Wを使います。

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この植物育成LEDは今までは

3Wの電球チップが主流だったところを

5Wの電球チップを使うことで光の広がりが良く、

また、植物の下部まで光を届けてくれます。

Sodateck ウルトラ はスイッチひとつで

成長期/開花期に応じた

最適なカラーバランスを照射します。

成長期には青色や白色の割合を

多くして葉や茎を丈夫に育て、

開花期に赤色や赤外線を追加して

花や実の生長を促進します。

 

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

 

さて、

トマトの苗が下の写真のように15cmぐらいになって

 根も多く発達してきたところで

 大きな鉢や水耕栽培キットに定植していきます。

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まず水耕栽培で使うのは

 WATER FARM (ウォーターファーム)を使います。

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この WATER FARM (ウォーターファーム)には

ベース肥料のGHフローラ 473ml3本セット

エアーポンプ、エアーチューブ、ハイドロボール9Lが

付属していますのでれ一台で水耕栽培がスタートでき、

初心者の方や上級者の方までお使いにおなれます。

 

 

組み立て方は簡単です。

 

まず、養液チューブを本体にはめ込み立てます。

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この養液チューブは水位計になっていますし

下に向ければ水を排せつしてくれます。

 

 

 

次に本体に茶色のパーツをはめます。

この茶色のパーツはハイドロボールを

入れて苗を定植する場所です。

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下には水が

下のタンク部分に落とすために穴が開いています。

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これは、セット内容には含まれていませんが

エアーチューブを上から通して

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水がたまるタンク部分にエアーストーンを

置くとエアーレーションシステムにもなります。

これは上部の茶色の部分の穴から植物の根が

タンク部分に伸びていきますので

下でエアーを加えると、より成長を促進できます。

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セット内容の話に戻りますが

写真のような輪を本体にさします。

この輪から下部のタンクから水を

くみ上げポタポタと水を垂らすパーツです。

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よく水洗いをしたハイドロボールを入れ

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 ※ハイドロボールは使う前に

しっかり水洗いしてから使います。

 

トマトの苗を定植します。

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輪の部分にチューブを差し込み

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エアーポンプに接続します。

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こうすることで

クリーム色の下部のタンク層に空気を送って

水を逆流させて輪っかの部分から

水をポタポタト垂らしてハイドロボールや植物の根に

水分を補充してくれる作りになっています。

 

その逆流させる水は

液体肥料を使って培養液を作っていきます。

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まずはウォーターファームに付属されている

GH フローラ 473ml Gro/Bloom/Microを使います。

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このウォーターファームは

循環式の水耕栽培キットです。

 

肥料を混ぜる量は

この時期は薄めのほうが良いと思いますので

 

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 1Lの水に対して 

Gro 0.3ml /Bloom 0.3ml /Micro 0.25mlを混ぜました。

この分量はあくまで目安です。

 

このベース肥料の

GH フローラ 473ml Gro/Bloom/Micro

だけでも良いのですが

植物活性剤を合わせて

使っていくとより成長を促進できます。

 

 

そして発根剤の発根促進剤 ラピッドスタート

混ぜる量は薄めの

1リットルの水に対して0.3ml混ぜました。

(※これはあくまでも目安です。)

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GH ダイヤモンドネクターも混ぜますが

これは植物の根の栄養吸収を速めます。

薄めの1リットルの水に対して0.6ml混ぜました。

(※これはあくまでも目安です。)

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GH Floralicious Plusも混ぜますが

これは養分の吸収・分解を促進して

光合成を助け、代謝・生長を高めます。

薄めの1リットルの水に対して0.12ml混ぜました。

(※これはあくまでも目安です。)

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GH FloraBlend(フローラブレンド )も混ぜますが

これは頑丈で健康なたくましい根をつくります。

強い免疫力をつけて病気に強くなります。

花数が増えて重量感のある

香り高く風味豊かな果実が得られます。

薄めの1リットルの水に対して1.3ml混ぜました。

(※これはあくまでも目安です。)

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完成した培養液の

pH(ペーハー)測定器で測ってみます。

トマトの栽培適正pH値は弱酸性の

5.2~6.5ぐらいの数値になればOKです。

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数値は6.01なので合格ラインでした。

数値を合わせることで植物に

栄養を効率良く届けることができるので

成長が早くなる特徴がありますのでこのpHは大切です

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土栽培のほうは

土はBio BizzのAll Mixを使っていきます。

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鉢はAeroPot/エアロポットの10Lを使います。

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布製ポットなのですが、

とくに室内栽培に適した薄さと強さになっています。

 

耐久性・耐薬品性ともに高く、

土を入れたまま引っぱっても破れません。

 

通気性に富んだエアロポットはポット全表面から

培地へと酸素が豊富にいきわたり、

ポットの底部や壁面でジメジメした加湿状態を

起こさないので植物の根にとって、

ストレスの少ない理想的な発達環境をつくります。

 

 

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グロウボックス内にセットして完成です。

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 定植したばかりなので

あまり強い光ではないほうが良いので

トマトと植物育成LEDとの距離を76cmにしました。

環境や温度によって

この距離は変わってきますので、これは目安です。

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さて、定植直後は水耕栽培のトマトの苗は20cm

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定植直後は土栽培のトマトの苗は20cm弱で

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定植した1週間後

温度は27℃、 湿度42%でした。

湿度が少し低いです。

50%をを下回らないようにしたほうが

葉焼けの心配が軽減できます。

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水耕栽培のトマトの苗は30cm

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土栽培のトマトの苗は24cmになっていました。

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水耕栽培のほうは成長が今のところ早いようです。

 

 

 

 

栽培環境の

グロウボックス内の温度も下がってきましたし、

少し徒長気味にも見えますので

トマトと植物育成LEDとの距離を

60cmに狭めていきます。

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また植物にダメージを

与えないように徐々に距離を狭めていきます。

 

 

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次回に続き来ます。

 

 

今回は使いませんでしたが

SODATECK ソダテックの

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置くLEDチップの

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