クローン栽培 | 水耕栽培の情報と作り方 - Part 2

クローン栽培用 CLONEX(クロネックス)の有効的な使い方

Posted by begefru on 26th 12月 2017

Hydro Dynamic社のCLONEX(クロネックス)は

世界的に有名なクローン栽培用の活力剤です。

海外での使用率が高く、世界で有名なガーデナーも使用しております。

クローンを作る作業や工程を

紹介しながらCLONEX(クロネックス)を使っていきます。

まずは

CLONEX Mist 100ml クローン専用 葉面散布活力剤 を使っていきます。

苗や挿し木に最適なクローン用葉面散布活力剤です。

希釈などは必要なく、スプレー容器のまま簡単にお使い頂けます。

メーカーのデーターでは水だけを噴霧した時より

クロネックスミストを使用すると30~156%向上しています。

使い方は

1.まずは、マザー株やクローンにしようと思っている枝を

挿し木にする前に一度葉面散布します。

2.クローン(挿し木)にする部分をカットします。

クローンを切るときにハサミやナイフに雑菌が付いていると

うまくいきません

ですので色々やり方はありますがライターなどでハサミを

あぶってから使うのも良いと思います。

より水分を吸収しやすくするために

切り口の部分の面積を大きくします。

切り口をまずは斜めに切ります。

そして、縦に少し切れ目を入れます。

3.その切った断面に

CLONEX Rooting Gelを苗の切り口につけて培地に定植します。

CLONEX Gel pack15ml

CLONEX Gel 50ml

CLONEX Gel 100ml

CLONEX Rooting Gel (クロネクス)は、クローン用のホルモン剤です。

クローン栽培の成功率を上げ

誰でも簡単にクローンが採れると評判の高い商品です。

・pH調整(5.8-6.3)、湿度(90%以上)、温度(19-25℃) 環境は重要です。
・基本的に窒素分が少なく、リン、カリが多いとクローンがしやすい。
下の枝の方が窒素分が少なくクローンしやすい
・枝の長さは10~20cm程度が手ごろです。それ以下でも以上でも不可能ではありませんが、成功率は下がる傾向にあります。

これらのジェルをきれいな器などに注ぎ

切った断面に

CLONEX Rooting Gelを苗の切り口につけて培地に定植します。

培地は保水性が高いものが良いのでロックウールがおススメです。

 

このロックウールを程よく濡らしていきますが

その時使う水に

CLONEXSolution 946ml

水1Lに対して10mlを溶かします。

その時作った培養液はpHが5.8-6.3が最適なので

HANNA Gro Line(グロライン pH/ ℃テスター) 

pH測定器で測りpHがずれている場合は

 

PH調整剤 UP             PH調整剤 DOWN 

pH調整剤で調整してから培地を濡らしていくと成功率が上がります。


そして、温度(19-25℃)  湿度(90%以上)を確保しなければ

クローンの成功率が下がるどころか、根が出てきません。

ですので、

上の写真のような発根育苗箱 Nano Dome(54x28.5xH25cm)

使うと簡単に環境が整いますし

それでも、温度が確保できないときには

発芽・育苗の園芸用補助保温ヒーターマット

 

使うと温度が確保しやすくなります。

それと、もう一つ大切なものは光です。

しかし、クローンは強い光では成功しません

なので、植物育成蛍光灯のような柔らかい光が一番成功します。

Sunblaster Mini GreenHouseKit

植物育成蛍光灯T5HOと育苗箱NanoDomeのセット

これは発芽育苗保温器と植物育成蛍光灯がセットになっていて

苗保温器に溝が付いていて、そこに植物育成蛍光灯がはまる作りになっています。

クローンと植物育成蛍光灯との

距離を気にせず18時間から24時間照らしてください

4.そしてまた、

CLONEX Mist 100ml クローン専用 葉面散布活力剤

を使って葉面散布します。

葉面散布することで発芽育苗器の中の湿度が保つことができます

そうすることによって

植物によって違いはありますが7日前後で発根してくれます。

発根すると

水耕栽培用に定植したり

土にそのまま定植もできます。

このように土に定植する場合に使いたい

CLONEX (クロネックス)は

CLONEX RootMaximizer 4oz(113g)

植え付けや植え替え時などに培地に直接与える新たな発根促進剤です。

この発根促進剤は土壌側の環境を変える新たな概念で、

土壌からのミネラルや水分の吸収を

助け植物の根に有益な根菌類根菌(Mycorrhiza)を活発化させ、

・植物をより強くし、ストレスに対してより抵抗力を向上させます。

・さらに菌根菌は植物に望ましくない病原体から保護する効果もあります。

・移植の場合
植物の根に直接接触して製品を塗布する。
より大きな植物(15L程度のポット以上)については、植物1株につき大さじ2杯(30ml)をかける。
より小さい植物(15L以下)については、植物1杯(5ml)を適用します。

・種の場合
種子の下の畝の中に、1列の足当たり大さじ1杯(15ml)の割合で製品を塗布するか、
または1平方メートル当たり大さじ2杯(30ml)の割合で播種し、植え付ける前に上の土壌層にすり込む。

このように定植して

栽培を楽しんでください。

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